まきむら えみ の人生記録

まきむら えみ が「人生100年時代をどう捉え、どう生きていくのか」を記録していきます

とある方のセミリタイアへの後悔を聞きました

こんにちは。まきむら えみ です。

先日YouTubeをうろうろしていたら、30代でセミリタイアされた方の体験談が語られているチャンネルを見つけ、拝見しました。
その方のスタンスが自身の体験談を反面教師にして欲しいということでしたので、チャンネル内で語られていたことと、わたしなりの見解とメッセージをブログ記事にしたいと思います。 

 

その方はセミリタイアされたことを少し後悔されているみたいでした。
具体的には
●家族以外と喋る機会がない
●社会に貢献できていないと感じている
●やることがなく、家で映画ばかり観ている
●不安で眠れないことがある
とのことでした。
今は少し別の問題も抱えていらっしゃるようですが、そちらはセミリタイアしたことが原因ではなく個人的な問題だと思いましたので割愛させて頂きます。


わたしの現状は、カッコ良く言えば預貯金で生活しているセミリタイア、悪く言えば実家暮らしニートなわけです。
そしてわたし自身も「家族以外と喋る機会がない」のは同じです。
ただ、その方と違うのはそれを一切問題視していないことです。
わたしが一番大切なのは、家族です。
その家族とおはようと言葉を交わしテレビを観ながら朝ごはんを食べ、家事や家庭菜園や散歩をするなど各々の時間を過ごして、またテレビを観ながら夕ごはんを食べてお風呂に入り、おやすみと言葉を交わしてから寝ます。たまに喧嘩もしますがとても仲良しです。
友達はみんな遠方に住んでいていつの間にか疎遠になったこともあり、いまは友達らしい友達はいません。でも、毎日やりとりするSNS上での知り合いは数人います。その方のほとんどは本名も知らなければ年齢も顔さえも知りませんが、同じものを好きでそれについてお話出来ること自体が楽しいと思っています。そう言った知り合いは入れ替わりが激しいですが、幸いなことにどの話題でもそれなりに楽しくお話してくれる方に巡り会えて来たので、これからも困らないと思っています。
…と言うか、基本的に人付き合いが苦手なことと、1人でも楽しめる性格なのでそこは得してるなぁと思います。笑
友達というものは楽しい時間を更に楽しくしてくれる存在だと思っているので、いたらいたで楽しさが倍になることはあってもいないならいないで大丈夫です。その辺りは食事も同じで美味しいものは誰かと食べるとより美味しいですけど、1人で食べても普通に美味しいです。笑


2つめに、社会貢献に関してです。
その方は働いていないご自身を責めているところがあり、また働いている人達が納めているような税金を納めていないことを悪く捉えていらっしゃいました。
そのことに対してわたしは「…何で?」と思いました。
税金にもいくつか種類があって、みんなそれぞれ自分の生き方に応じて国から求められる必要な税金を納めていると思います。

お買い物をしたら消費税を
家を持っていれば固定資産税を
所得があれば所得税

なので、仮にセミリタイアをしてその年に所得がなければ、所得税もないはずです。

脱税はいけませんが結果としてほぼ無税なことや、制度を正しく利用した上での節税は一切問題ないですよね。
わたしは「自身の生き方に応じた税金や社会保険料を払うのは当然」だと考えています。なので所得がないならないで良いと思いますし、それが社会貢献だと思います。そして社会貢献って、税金だけじゃないと思います。住んでいる地域の清掃活動、災害時のボランティア等やろうと思えばいくらでも出来ると思うのです。

義務なのだから納税しなくちゃいけない、納税することが社会人として正しい、という風に感じている辺り配信者さんはとても真面目な方なんだなぁと思いました。


3つめの、やることがないということについては、「だったら何でセミリタイアしたの?」と感じてしまいました。
(もしかしたらわたしが観た動画以外の動画でセミリタイアした理由を語られていたのかもしれませんが観ていないので申し訳ありません)

わたしがセミリタイアをした理由はいくつかありますが、
●仕事での拘束時間が長くやりたいこと(=絵を描くこと)が出来ないのがずっと嫌だった
●自分の裁量で仕事をやれない、決定権がない
が、主な理由でした。

そしてセミリタイアをしたいま、絵自体は1ヶ月で
4月 7,734分
5月 10,755分
ほど描いています。
今は気候が良いので特に集中して描いていますが、仕事をしていた頃が 1日8時間×22日×60分=10,560分 働いていたと思うと、仕事していた時間をほぼほぼ絵を描く時間に充てていることになります。

現状はその時間も描いた絵も1円にもなっていないのですが、仕事をやめてから描いた絵は150枚ほどあり、ツールにも慣れたおかげで以前より描くスピードもクオリティも上がりました。
描くのが辛くなることも飽きることも特になく、むしろもっと描きたいもっと時間が欲しいと思っていて、セミリタイアしても全然時間が足りません。
なので、暇を持て余して映画ばかり観ている生活というのは、わたしには理解できません。


4つめに、その方は不安で眠れなくなるそうです。
わたしもメンタルが低下したり運動や疲れが足らず寝付きが悪くなることはありますが、眠れないということはありません。
なぜなら現状感じている不安が「このままではいずれ預貯金はなくなるだろう」ということ「だけ」だからです。

仕事をしているときは仕事内容、人間関係、部署変えや引越しを伴う異動、研修、会議や発表、突然の案件等、生きるだけなら不必要な悩みがたくさんありました。
特にわたしは引越しを伴う異動と泊まりの研修に苦手意識があり、それがストレスでした。
若い頃は何の不安も不満も感じていませんでしたが、部下が出来て上司と板挟みになった瞬間からやりたいように仕事がやれなくなり、フラストレーションが溜まる一方でした。

ですが、仕事を辞めてからの不安はお金の不安以外には何ひとつありません。そしてお金の不安は、働くなり小さなリスクで事業を起こすなりしてそれが上手く行けば解決出来ると思います。
現状わたしが不安を抱えつつもそれに押し潰されていないのは、「いくらあれば生きていけて、あと何年この状態で生きていけるのか」をおおよそ把握しているからです。
そして総資産残高または年齢的なボーダーラインを決めて(例えば総資産が500万を切る、45歳までに事業が軌道に乗らないなど)そこまでに芽が出なければどんな働き方であれ働きに出よう、と決めています。
何が不安で何が問題なのか、早めに直視して解決策をいくらか考えおけば、得体の知れない大きな不安に押しつぶされそうになることはないかなと思います。今はただ、その時が来るまではがむしゃらに頑張るだけです。


わたしが相当変わり者なこともありますが、ごくごく一般的な普通の人は、いくらセミリタイアが流行っているからと言えどそういう流行りに流されるのは向いていないかもしれません。
動画配信者さんもどうかセミリタイアの経験とご自身がまだお若いことを活かして、自分の本当にやりたいことを頑張って欲しいと思いました。

 

最後に、セミリタイアをされた方に対して「セミリタイアをしてやりたかったことって、在職中でも出来ましたよね?」と言われる方がいらっしゃいますが、わたしはそうは思いません。
頭の片隅に嫌な仕事や人間関係がある場合とそうでない場合とでは仕上がりに雲泥の差が出ます。
お金だけにとらわれず、子供の頃からの夢やずっとしたかったことに挑戦することは若ければ若いほど体力もやる気もありますし、目標を持ってそれに挑むことこそがオンリーワンの人生を楽しむことだと、わたしは思います。


長々とまとまりない内容になりましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました!

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