まきむら えみ の人生記録

まきむら えみ が「人生100年時代をどう捉え、どう生きていくのか」を記録していきます

リーダー降格と嫉妬について

こんにちは。
まきむら えみ です。

仕事と私生活がかなりバタバタしていて、久々の更新になります。
みなさん元気にされてますか?
わたしは元気です。


先日、うちの事務室で一番トップのおじいちゃん上司と面談がありました。
そこで告げられたのは、
「まきむらさん、4月から前の仕事してみない?」
とのことでした。

他に表現する言葉がないので簡潔に言うなら、降格以外の何でもないですね。涙


とは言え、嬉しい部分が2つあります。

1つめは、これで向こうまる3年は転勤がなくなったこと、です。
過去のブログ記事でも書きましたが、わたしはいま割とすぐに実家に帰れる距離に住んでいます。
なので、転勤しなくて良いってのはとても助かることなんです。
ただでさえ引越し料金も長距離の場合の帰省費用もバカになりませんもんね。


2つめは、わたし自身もリーダー職をつまらなく感じていた、ということです。

やっぱり、自分の仕事を責任持ってやる方が楽しいし、自分のペースでやれます。
リーダー職は部下の仕事の進捗にこちらが合わせる必要があり、バックアップや相談に乗るのが意外と苦痛でした。
そして、リーダー職になった途端に突然「人間性」まで求められているような雰囲気で、とても息が詰まる毎日を送っていました。


とりあえず悪いことをしたわけではないので、大幅な減給や解雇されることはありません。
今年いちばん大変な仕事も既に乗り切っているため、これから来年4月までは、任される予定の仕事のおさらいに時間を割くこともできます。

わたしの主観ではありますが、わたしの出来どうこうというよりも、チームメンバーの1人が転勤希望を出していてメンバーが変わるのが分かっているので、「今から来年の基盤を盤石にしたい」というおじいちゃん上司の腹黒い思惑もあるんだろうと思います。

正直、仕事自体はリーダーは間違いがないか見る「だけ」でも良いので手を抜くのならいくらでも抜けます。
そして、誰にでもできる仕事です。

でも、過去仕事ができないリーダーをたくさん見てきて、わたし自身にも「リーダーとはこうあるべきだ」という理想がありました。
その理想を自分がどれだけ実現出来るのか試してみたくてリーダー職を希望してなったのですが、結果的に「仕事で大切なのはコミュニケーション」であるのはまず間違いなく、そこに加えて「知識の豊富さ」「フットワークの軽さ」が大事だと感じました。
自分がそれを出来ていたかどうかは分かりませんが、お局のおばちゃまを始めとするチームのみんなのおかげで約1年半、大きなミスなくリーダーをやれています。

来年からは一度リーダー職を降り、またいちメンバーとして仕事をして、もしまた次に再度リーダーを任せて貰える時が来るときのためにも、更なる実力をつけたいなと思います。

なので、来年4月からはまた忙しい日々を送ることになりそうです。



さて、ここからは少し話題を変えて、異動の希望を出しているうちの20代の女の子のメンバーの話をしたいと思います。

彼女は新卒でうちの職場に来て、みんなで育てた可愛い子です。
お局さんも「お上品だし仕事も良くできる」と太鼓判を押すほどです。
とても粘り強く、コツコツやるタイプで、3も言えば10を理解してくれる頭の良さです。(国立大卒ですしね)

彼女は、2年前にわたしの仕事を引き継ぎました。
とても優秀だけどさすがに10月頃までは二人三脚で仕事をする必要があるかな、と覚悟していたのに、彼女はわずか2ヶ月もしないうちにルーチンワークは完璧に覚えてしまったのです。

彼女の仕事ぶりを非常に頼もしく感じた反面、その有能ぶりに少しも嫉妬しなかったかといえば、嘘になります。

嫉妬という感情は非常に厄介なものです。
嫉妬していることを感じると、自分自身に対して酷い劣等感を感じますよね。

わたしは過去、仕事がそうできるわけでもないのに少し良い環境で仕事をしていて、しかも可愛いから不当に評価されていた同期に嫉妬したことがありました。
最終的に彼女は仕事が出来ないという化けの皮が剥がれて辞職したわけですが、この20代のメンバーは仕事が良くできる。
でも、同期に対して抱いた嫉妬が妬みという暗い感情であった一方、20代の彼女に感じたのは若いのに本当に良くできるな、という「憧れ」に近いものでした。

なぜ醜い嫉妬の感情に支配されなかったのか、わたしなりに分析しました。

1.彼女が新卒で非常にクリーンな状態で入って来たので、「みんなで育てた」という意識が強いこと

2.彼女がこちらのアドバイスをしっかりきいた上で、取り入れるところはしっかり取り入れて仕事を進める真摯さや素直さがあること

3.彼女の仕事に対する姿勢から学ぶことが多いこと

要するに、見た目だけじゃなく中身が「可愛い」んですよね。
しかもその可愛さが、仕事が出来るという意味で、とても可愛い。
教えれば教えるだけ仕事を身につけるし、先を読む力もあって、先手先手で仕事をしてくれるので、とても頼りになります。

わたしがしていた仕事を彼女が引き継ぎ、「あまりに覚えるのが早い」ことに対して確かに嫉妬しましたが、リーダーとしては「めちゃくちゃ頼り甲斐のあるメンバー」であることに他なりません。

人から学ぶことがある、と言うことは、結局は自分自身のためにもなります。
そしてそんな時、くだらない感情に苛まれていじめたり、無視したりすることは、結局「自分自身の心を落とす」ことに他ならないんだなと思いました。

過去、わたし自身が嫉妬まじりのいじめに遭ったことがありましたが、その時たまたま地元に住んでいたので「仕事が全てじゃない」状態で、いくら仕事でいびられてもずっと言い返さずに無言で黙々と仕事をしていたら、上司がそのおばさんを左遷させたことがありました。
そしてそのおばさんは、左遷先で潰れて辞職しました。

20代のメンバーがとても良い子で、わたしも尊敬できる子であったからこそ嫉妬を憧れというプラスのイメージに昇華することができました。


さて、一方で、30代のメンバーは半分愛嬌で乗り切ってるタイプで、仕事はできることとできないことにムラがあります。
その人にも最近薄暗い感情が出てきたりしているのですが、いまのところわたしは、

1.仕事にムラがある部下をどうリードし、乗せて仕事をやらせるか

2.愛嬌だけで乗り切ってる時にこちらにわく負の感情は、「それで仕事が完成するなら良しとしよう」と割り切る

ことで折り合いをつけています。
この30代のメンバーは年も近く、言いたいことをぶつけています。笑
でも、言いたいことはハッキリ言ってるだけにわだかまりはあまり残らず、お互い反発することがあっても根に持つタイプじゃないので何とか上手くやれていると思います。
(このメンバーが何だかんだわたしに対して一番ホウレンソウくれるので)


大事なのは、まず受け取り方。
次にこちらからの出し方。
この2つだと思います。

そしてどちらも、心の持ちようが最も大切なんだなと思います。

嫉妬はつまらない感情です。
本当に自分が優秀なら、きっと嫉妬なんてしないはず。
その暗い感情のまま、いじめたり八つ当たりしないはずです。

わたしもまだまだ心の勉強は足りませんが、年齢も20〜60代の4人の部下に恵まれ、リーダーをさせて貰えたことを光栄に思います。


この記事が、誰かの気付きになればと思います。


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